空気環境について

2020年11月2日

空気清浄機にはどんな効果があるの?より効率よく稼働させる方法は?

空気清浄機を室内に置いて稼働させることの効果と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。「花粉やハウスダストを減らせる」「嫌なニオイを防げる」など、イメージできるいくつかのことがあると思います。
しかし空気清浄機には、稼働させることで得られる二次的な効果も期待できる場合があります。この記事では、空気清浄機のおもな効果について説明するとともに、ご家庭やオフィスでより効果的に空気清浄機を使用するポイントについてもご紹介します。

空気清浄機に期待できる効果って?

1.ハウスダスト除去
ハウスダストとは、家庭内のホコリの中でも肉眼で見えないほど小さな物質を指します。ダニなどの糞や死骸が含まれている場合があり、それを吸い込むことでアレルギー症状などの健康被害を引き起こす原因となることもあります。ハウスダストはホコリの中でも小さく軽いため舞い上がりやすく、空気清浄機で吸引して除去する効果が期待できる物質のひとつです。

2.ウイルスの除去
ウイルスはハウスダストや花粉、さらには細菌よりも小さいため、空気清浄機の性能だけで除去することは困難です。ただし、高性能なフィルターを採用している空気清浄機を選ぶことで、ウイルスを少々は低減させられる可能性もあります。また、加湿機能を備えた空気清浄機を選定し、ウイルスが好む乾燥した室内を作らないよう努めることも予防効果となり得ます。

・花粉の除去
花粉はハウスダストのように空気中に舞いやすい性質があるため、空気清浄機で除去しやすい物質のひとつとされています。ただし、花粉の表面には棘のようなものがあるため、周囲のものに付着するという特性を持っています。また細菌などと比較すると粒子が大きい分床に落下しやすく、それらをいったん空気中に舞い上げてから吸引・除去する必要があります。一般的な多くの空気清浄機は花粉除去効果が期待できますが、サーキュレーターなど空気を循環させる機器と併用するとさらに除去効果を向上できます。

・ニオイの除去
ニオイの原因となる物質も、種類によって粒子の大きさはさまざまです。粒子が大きいといわれている生ごみやペットのニオイなど、いわゆる生活臭の原因物質は空気清浄機での除去が比較的容易とされています。しかし、それらよりかなり粒子の細かいたばこの煙のニオイの原因物質の除去は空気清浄機でも難しいといわれています。煙として白く見えている物質は粒子が粗いため除去可能ですが、たばこの煙には目に見えない一酸化炭素などの超微粒子も多く含まれているからです。

空気清浄機は電気代の節約にも効果的?

・空気清浄機の電気代は?
空気清浄機はファンを回転させるなどの動作をともなうため、電気代が多くかかりそうなイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし現代の空気清浄機には省エネ運転モードなども搭載され、かなり経済的に使える家電のひとつとなっています。
一般家庭用空気清浄機の電気代の目安は、もっとも省電力を実現できる省エネモードで連続稼働させた場合で、1か月あたり180円ほどといわれています。お手持ちの空気清浄機でかかる電気代を知りたい方は、以下の計算方法でひと月あたりのおおまかな電気代の目安を計算してみると良いでしょう。

消費電力(W)÷1,000×1日あたりの使用時間(h)
×ご家庭で契約中の1kWhあたりの電気代(円/kWh)×30(日)=1か月あたりの電気代
・エアコンとの併用で電気代節約?
空気清浄機は、ファンを回すなどして空気を循環させ、舞い上がったホコリや花粉などを除去して室内の空気をきれいにしています。エアコンの冷暖房でかかる電気代は、サーキュレーターなどで空気を循環させることで節約が可能といわれています。このため空気清浄機で空気を常時循環させることで、サーキュレーターなどと同等の効果が得られる可能性もあります。空気清浄機とエアコンを併用することで、電気代を節約できるかもしれないともいえるのです。

空気清浄機をより効果的に使用する方法

1.空気清浄機の置き場所
もっとも室内の空気をきれいにできる空気清浄機の置き場所は「部屋の真ん中」といわれています。室内の空気を吸ってそこに混じったハウスダストや花粉を取り除くため、しっかり室内の空気を吸気口から吸える場所に置くことが大切です。
部屋の隅や家電・家具などの隙間に置いても、十分な効果が得られない可能性があります。空気清浄機は、できるだけ本体の周囲に広いスペースが確保できる場所へ置くようにしましょう。花粉など外から持ち込まれる汚れを効果的に除去したい場合は、玄関に空気清浄機を置くことも有効です。

2.空気清浄機の掃除について
日常的に空気清浄機を使う上で必ず行いたいのが、定期的なフィルターのお掃除です。空気清浄機にはプレフィルター、集塵フィルター、脱臭フィルター、そして加湿フィルターなどいくつもフィルターが付いています。それらが目詰まりを起こすと性能の低下を招いたり、故障の原因になったりすることがあります。取扱説明書の記述に従い、正しい方法でこまめにフィルターのお掃除をしましょう。
また、空気清浄機だけに頼らず室内のホコリなどをきちんと掃除することも大切です。

3.フィルター交換の時期
フィルターのお掃除をこまめにし続けていても、フィルターそのものが経年や連続使用によって劣化していきます。いつかは必ず交換しなければならなくなるため、空気清浄機を効果的に使うためには目安の時期が来たと感じたら交換を怠らないことも重要です。
空気清浄機のフィルター交換時期の目安は「集塵効果が低くなったと感じたとき」や、「ニオイの除去が以前よりしにくくなったと感じたとき」といわれています。10年間フィルター交換不要と銘打った機種などもありますが、使用条件やフィルターの清掃状況次第ではその限りではありません。定期的にフィルターのお掃除をしながら、交換の目安が来ていないかまめにチェックすることも忘れずに。
※クリーンエア・スカンジナビアの製品については、専門のスタッフがフィルターの交換時期を管理し、定期的に交換を行っております。

まとめ

この記事では、空気清浄機の効果を空気の汚れ別に詳しくご説明し、電気代の計算方法や効果的な置き方・使い方などについてもご紹介しました。
性能の高い空気清浄機も、その効果を存分に発揮できる置き場所や使用条件が整っていなければ性能通りに稼働させられない場合があります。空気清浄機は最適な置き場所と定期的なメンテナンスを心がけ、いつもきれいな空気の室内で快適に過ごせる環境作りをしましょう。