よくあるご質問(Q&A)
- 分煙対策・空気清浄
- 法令
- クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)にはどういうものがありますか?
- クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)の灰処理システムはどういうものですか?
- 分煙機(喫煙ブース)の設置に必要な設備はなんでしょうか?
- 分煙機(喫煙ブース)設置にはどのような工事が必要ですか?
- オフィス移転等の際に分煙機(喫煙ブース)の撤去に原状回復工事は必要ですか?
- 狭い場所に分煙機(喫煙ブース)を設置する場合、どのくらいのスペースが必要ですか?
- クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)と一般的な空気清浄機の違いはなんですか?
- 分煙機(喫煙ブース)を屋外に設置することは可能ですか?
- 分煙機(喫煙ブース)のドアが無くてもタバコの煙が漏れないのでしょうか?
- 分煙機(喫煙ブース)のカスタマイズはできますか?
- クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)は加熱式タバコも喫煙可能なのでしょうか?
- 実際に分煙機(喫煙ブース)の製品を見ることは可能でしょうか?
- 「FS 70」1台でどのくらいの広さに対応していますか?
- 「FS 70」に除湿機能や冷暖房機能はありますか?
- 「FS 70」は、粉じんはどのくらいのサイズまで捕集できますか?
- 「FS 70」を屋外で使用できますか?
- 「FS 70」で空気清浄度クラスを向上できますか?
分煙機(喫煙ブース)
設置
分煙機(喫煙ブース)の購入金額はどのくらいでしょうか?
基本的にはレンタルのみのご提供となっており、ご利用人数に応じてご提案させていただいておりますのでまずはご相談ください。
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分煙機(喫煙ブース)をレンタルした場合の製品の所有権はどこになりますか?
クリーンエア・スカンジナビアです。
分煙機(喫煙ブース)はなぜ基本的にはレンタルのみのご提供なのでしょうか?
購入の場合、将来的に喫煙率が減少しても、サイズ変更などの選択肢はありません。
一方、レンタル契約であれば、契約更新時に機種変更が可能で柔軟性が高く、万一のトラブル対応や法改正への対応も含め、常に安心してご利用いただける体制が整っています。
そのため、基本的にはレンタルでのご利用をお勧めしております。
分煙機(喫煙ブース)の導入は簡単なのでしょうか?
はい。組み立て式なので、簡単に設置可能です。通常の現場であれば2-4時間で設置可能です。
詳しくはお問い合わせください。
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オフィスでは一般的にどのような場所に分煙機(喫煙ブース)を設置していますか?
執務エリアやコミュニケーションスペース(休憩室)、食堂等に導入されているケースが多く見られます。
導入事例はこちらからご確認ください。
分煙機(喫煙ブース)設置の作業費用はどのぐらいかかりますか?
レンタル価格に含まれております。
詳しくはお問い合わせください。
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設置が出来ない地域はありますか?
全国対応可能ですが、北海道・東北などの豪雪エリアや離島については要相談となります。
製品
クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)にはどういうものがありますか?
キャビンタイプ製品(同時収容人数2人~8人)や喫煙室でご利用いただくタイプの製品があります。
詳しくは製品ページをご確認ください。
クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)の灰処理システムはどういうものですか?
弊社で開発した耐火灰処理システム(特許取得済み)は、タバコの鎮火させるために水は一切使っておりませんので、環境に配慮したシステムとなっております。
分煙機(喫煙ブース)の設置に必要な設備はなんでしょうか?
屋内で100V電源があれば、基本的にはどこにでも設置が可能です。
詳しくはお問い合わせください。
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分煙機(喫煙ブース)設置にはどのような工事が必要ですか?
基本的には工事不要で、屋内に100V電源とスペースがあれば設置可能です。ただし、例外として以下の環境下では別途工事が必要となるケースがございます。
・設置場所天井部にスプリンクラーがある場合(スプリンクラー取付工事)
・入居する建物が2020年4月1日以降竣工の建物の場合(屋外排気接続工事)
詳しくはお問い合わせください。
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オフィス移転等の際に分煙機(喫煙ブース)の撤去に原状回復工事は必要ですか?
クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)は、フィルターでタバコの煙に含まれる有害物質を捕集する仕組みのため、建物や内装にヤニが付着することはありません。したがって、一般的な喫煙室のように天井・壁・床にヤニ汚れが残り、クリーニングや内装工事が必要になることもありません。
狭い場所に分煙機(喫煙ブース)を設置する場合、どのくらいのスペースが必要ですか?
製品のサイズは利用者の人数や利用本数などから、小さいもので0.26坪(幅850㎜奥行1,000㎜)、大きいもので1.22坪(幅2,850mm奥行1,410mm)です。(天井高は2,300㎜以上)また、導線とメンテナンスのスペースも考慮する必要があります。
詳しくは製品ページをご確認ください。
クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)と一般的な空気清浄機の違いはなんですか?
一般的な空気清浄機は部屋全体の空気中のほこりや粉塵を減らすことが主目的で、タバコの煙や臭いへの対応は限定的です。一方、クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)は、ニコチンをはじめとしたタバコ由来のガス状成分(ニオイ成分)の除去を目的とし、高性能粒子フィルターや活性炭フィルターを用いた分煙専用の機械です。喫煙者が使用する専用空間で煙や臭いを局所的に集めて除去することに特化しており、周囲の非喫煙エリアへの煙の拡散を防ぎ、より快適な空間環境を維持できます。
分煙機(喫煙ブース)を屋外に設置することは可能ですか?
基本的には屋外には設置できませんが、ご相談ください。
分煙機(喫煙ブース)のドアが無くてもタバコの煙が漏れないのでしょうか?
タバコの煙は拡散する前に内部のフィルターで捕集されるため、製品内に煙が滞留したり、外へ漏れ出したりすることはありません。なお、公共エリア等喫煙者のマナーが懸念される場所のために、ご希望に応じてドア付きタイプの喫煙ブースもご用意しています。
分煙機(喫煙ブース)のカスタマイズはできますか?
別途費用がかかりますが、内装に合わせて変更することは可能です。詳細は下記までご連絡ください。
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クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(喫煙ブース)は加熱式タバコも喫煙可能なのでしょうか?
加熱式タバコも喫煙可能です。加熱式タバコにもニコチンなど有害物質が含まれるので、有効な手段です。
実際に分煙機(喫煙ブース)の製品を見ることは可能でしょうか?
弊社のショールームで製品をご体験いただけます。
クリーンエア・スカンジナビアのショールーム
また、ショールームにお越しになることが難しい場合は、最寄りの導入先で見学可能な場所をご案内することも可能です。
詳しくはお問い合わせください。
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メンテナンス
分煙機(喫煙ブース)のメンテナンスは必要ですか?
製品の性能維持管理メンテナンスは弊社で行っておりますので、お客様は特別なメンテナンスは必要ありません。
メンテナンスの頻度はどれくらいですか?
通常3ヶ月毎にメンテナンスを実施いたしますが、設置現場の喫煙本数次第で2ヶ月毎、毎月の上位メンテナンスプランを提供させていただくこともございます。
詳しくはお問い合わせください。
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メンテナンス費用はどれくらいかかりますか?
ご利用状況に応じてご提案させていただいておりますのでご相談ください。
詳しくはお問い合わせください。
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例えば「吸い殻コンテナ容量がいっぱいになった場合」などの緊急時の対応は可能でしょうか?
緊急時の対応窓口をご用意しております。
詳しくは緊急窓口までお問い合わせください。
TEL.0800-777-0009 受付時間10:00-18:00(平日)
自分たちでメンテナンスを実施することは可能でしょうか?
製品性能を100%維持するために、弊社サービスのみで対応させていただいております。
分煙対策
オフィスに喫煙室を設置したいのですが、換気扇や空気清浄機の設置で問題ないでしょうか?
換気扇や空気清浄機では分煙対策として不十分な可能性があります。
一度弊社にご相談ください。
詳しくはお問い合わせください。
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喫煙室から発生したタバコの煙が漏れないようにしたいのですが、どのようにしたらよいでしょうか?
問題を解決するためには専門的な知識が必要になります。
一度弊社にご相談ください。
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飲食店の分煙に必要な対策はどういうものがありますか?
2020年4月から原則屋内禁煙(喫煙専用室または指定たばこ専用喫煙室内のみ喫煙可)となります。
ただし既存の経営規模の小さな飲食店へは経過措置として喫煙可能室の設置を可能としています。
詳しい内容は下記記事に掲載しておりますのでご確認ください。
飲食店は原則禁煙?受動喫煙防止条例による飲食店のこれからを考えよう
色々な分煙機(喫煙ブース)がありますが、どのように選定すればよいでしょうか?
製品自体の性能に関しては、実際に製品の導入先で性能を確認することが有効な手段になります。また、一般的な喫煙室の場合は、単一の製品で問題を解決することは難しいので、設備の総合的な判断が必要になります。
一度弊社にご相談ください。
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分煙機(喫煙ブース)の導入事例はどこかで見られますか?
オフィスやホテル・飲食店・スタジオ等の導入事例を下記ページで紹介しています。
導入事例
業務用空気清浄機
業務用・工業用空気清浄機について
家庭用空気清浄機との違いは何ですか?
クリーンエア・スカンジナビアの業務用・工業用空気清浄機は、粉塵・オイルミスト・臭気など、産業現場特有の汚染物質に対応します。風量やろ過性能、耐久性などの点で、家庭用機器とは大きく異なります。
フィルター寿命や交換頻度は?
使用環境によりますが、標準的には2週間~3ヶ月ごとの交換が推奨されます。「FS 30」の場合、一般的なオフィス環境であれば、フィルター寿命はおおよそ1年です。
メンテナンスや保守対応は?
メーカーにて定期的なフィルター交換や不具合対応※を行います。メンテナンス費用は月々のレンタル料金に含まれています。
※不具合対応については、内容により有償となる場合があります。
揮発性有機化合物(VOC)への対応は?
VOCの種類や現場の環境により効果は異なりますが、「FS 70」にはVOC低減にも効果があります。(導入実績あり)
既存の換気システムと併用できますか?
はい、併用できます。空気清浄機は室内の空気を循環させて微粒子を取り除くため、換気システムと組み合わせることで、より効率的に空気環境を改善できます。
業務用・工業用空気清浄機の設置に工事は必要ですか?
いいえ、必要ありません。「FS 70」や「FS 30」はキャスター付きの自立型空気清浄機のため、設置工事は不要です。電源につなぐだけで、すぐにご使用いただけます。
製品
QleanAir FS 70
「FS 70」1台でどのくらいの広さに対応していますか?
1台あたりの処理風量は最大で毎時3000㎥に達します。例えば、天井高5mで100㎡の空間では、約10分ごとにエリア内のすべての空気が入れ替わる能力を持っています。150~1500㎥のエリアでの「FS 70」の導入実績があり、用途に応じた台数をご提案いたします。
「FS 70」に除湿機能や冷暖房機能はありますか?
いいえ、「FS 70」はフィルターを使ったろ過式空気清浄機であり、冷風や温風を発生する機能はありません。ただし、サーキュレーション効果により、空調(エアコン)の効率向上に寄与します。
「FS 70」は、粉じんはどのくらいのサイズまで捕集できますか?
25㎛以下の微細な浮遊粒子を効率的に捕集することが得意です。これらの極小微粒子は不規則な動き(「ブラウン運動」と呼ばれます)をしますが、「FS 70」の内部フィルターは多層構造を採用しており、ろ過の過程で効果的に捕集することが可能です。
「FS 70」を屋外で使用できますか?
屋外での使用はサポートしておりません。また、工事現場・解体現場等での使用は想定されておりません。
「FS 70」で空気清浄度クラスを向上できますか?
「FS 70」をクリーンルーム内に設置することで、空気中の浮遊粉じんを効果的に減少させ、清浄度クラスの維持や改善に寄与します。ただし、清浄度クラスの正式な向上には、室内の構造や気流設計など、さまざまな要因が影響するため、総合的な評価と検討が必要です。
QleanAir FS 30
臭いが気になるのですが、「FS 30」で対応できますか?
はい。「FS 30」は標準でHEPAフィルターを搭載していますが、臭気やガス対策が必要な場合は、フィルターをカーボン仕様に差し替えて対応可能です。ご使用環境に合わせて最適な仕様をご提案いたします。
QleanAir FS 70 SRE
「FS 70 SRE」は、喫煙室のどこに設置するのが最適ですか?
「FS 70 SRE」は、前面の大型吸気口から室内の空気を効率的に吸引できる設計です。吸気口の前に障害物がない場所に設置することで、たばこ煙の捕集性能を最大限に発揮します。設置場所はニーズに応じて柔軟に調整可能です。
「FS 70 SRE」は、外部への排気は必須ですか?
必須ではありません。「FS 70 SRE」は、浄化された空気を室内に再循環させる方式と、外部に排気する方式、またはその組み合わせに対応しています。負圧が求められる場合は外部排気を行うことで対応可能ですが、その際は風速計算を含むB工事が必要となります。
「FS 70 SRE」は、フィルター構成を変更することはできますか?
いいえ。「FS 70 SRE」のフィルターは、喫煙室に特化した高性能な多層構造で設計されており、構成の変更やカスタマイズには対応しておりません。ただし、フィルター交換のタイミングや管理についてはご相談いただけます。
メンテナンス
「FS 30」のフィルター寿命はどれくらいですか?
使用環境によって異なりますが、標準的なオフィス空間での使用では、HEPAフィルターは約12か月ごとの交換が推奨されます。
規格
いわゆる「HEPAフィルター」とクリーンエア・スカンジナビアの「HEPAフィルター」は違いますか?
日本で一般的に「HEPAフィルター」と呼ばれているものは、粒子径0.3μmに対して99.97%以上の粒子捕集効率を持つフィルターを指します。しかし、その定義や品質基準にはばらつきがあり、規格や製造精度が明確でない製品も市場に流通しているのが現状です。
一方、クリーンエア・スカンジナビアが採用している「HEPAフィルター」は、国際規格ISO 29463に準拠した「ISO 45H」グレードのもので、MPPS(最も捕集が困難な粒子径:約0.1〜0.2μm)に対しても99.995%以上の高い捕集効率を有しています。
なお、インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスの粒子径はおおよそ0.1〜0.2μmです。
フィルターのクラスにはどういったものがありますか?
(1) ISO 16890:一般空調用フィルターの分類
オフィスビル、商業施設、住宅などの空調システムで用いられます。粒子の大きさに応じた「粒径別効率」に基づき、PM1・PM2.5・PM10などの捕集効率で評価されます。
主な分類(ePM = efficiency for Particulate Matter):
| クラス名 | 説明 |
| ISO ePM1 | 粒径 1μm に対して 50%以上の効率 |
| ISO ePM2.5 | 粒径 2.5μm に対して 50%以上の効率 |
| ISO ePM10 | 粒径 10μm に対して 50%以上の効率 |
| ISO Coarse | 粗じん(粒径 >10μm)に対する効率 < 50% |
(2) ISO 29463:高性能フィルター(HEPA・ULPA)の分類
クリーンルーム、医療、製薬、精密機器製造などで用いられます。MPPS(最も捕集しにくい粒子径) に対する捕集効率で評価で評価されます。
主な分類:
| クラス名 | MPPS捕集率 | 相当するEN1822クラス |
| ISO 35H | ≥ 99.75% | H13 |
| ISO 45H | ≥ 99.995% | H14 |
| ISO 55U | ≥ 99.9975% | U15 |
| ISO 65U | ≥ 99.99975% | U16 |
| ISO 70U | ≥ 99.9999% | U17 |
清浄度のクラスにはどういったものがありますか?
| 清浄度クラス(N) | 次の対象粒径以上a) の粒子に対する上限粒子数濃度 (個/m3) | |||||
| 0.1μm | 0.2μm | 0.3μm | 0.5μm | 1μm | 5μm | |
| 1 | 10 | c) | c) | c) | c) | d) |
| 2 | 100 | 24 | 10 | c) | c) | d) |
| 3 | 1,000 | 237 | 102 | 35 | c) | d) |
| 4 | 10,000 | 2,370 | 1,020 | 352 | 83 | d) |
| 5 | 100,000 | 23,700 | 10,200 | 3,520 | 832 | d) |
| 6 | 1,000,000 | 237,000 | 102,000 | 35,200 | 8,320 | e) c) d) |
| 7 | b) | b) | b) | 352,000 | 83,200 | 293 |
| 8 | b) | b) | b) | 3,520,000 | 832,000 | 2,930 |
| 9 f) | b) | b) | b) | 35,200,000 | 8,320,000 | 29,300 |
a. 本表の最大許容粒子数は、対象粒径以上の粒子数の累積値を示す。
b. 非常に粒子濃度が高いため、表のこの領域に濃度限界は適用しない。
c. 低濃度のため粒子のサンプリング及び統計処理はクラス分類に不適切である。
d. 粒子サンプリング経路における計数損失を考慮し、低濃度の粒子、及び1um以上の粒径刃最大許容粒子測定は、クラス分類に不適切である。
e. クラス5に関連し対象とする粒径として5pmは指定しない。
f. このクラスは通常運転状態に適用可能。
用語
「陰圧」とはどういう意味ですか?
空間の内部の気圧が外部より低い状態を指します。
「陰圧室」とは、室内の空気が外部に漏れ出さないように、室内の気圧を意図的に低く保った病室のことです。
感染症の拡散を防ぐ目的で、主に治療室などに用いられます。
「陽圧」とはどういう意味ですか?
空間の内部の気圧が外部より高い状態を指します。
「陰圧」とは逆に、外部からの空気や汚染物質の侵入を防ぐために用いられる空気管理の方法です。
クリーンルーム、手術室、医薬品工場、半導体工場などが代表的な用途です。
揮発性有機化合物とは何ですか?
揮発性有機化合物(VOC)は、常温環境で大気中に揮発する、ホルムアルデヒド、エタノール、トルエン等の有機化学物質の名称になります。化学物質により室内濃度指針値は規定されており、加え、総揮発性有機化合物量として400ug/m3が暫定目標値として設定されています。
<参考>揮発性有機化合物(VOC)室内濃度目標値
文献元:室内空気中化学物質の室内濃度指針値について(◆平成31年01月17日薬生発第117001号)
シックハウス症候群とは何ですか?
シックハウス症候群とは、住宅や建物内の空気に含まれる化学物質やカビ、ホコリなどが原因で、居住者の体にさまざまな不調が現れる状態を指します。この症状は、特に新築やリフォーム後の住宅で多く見られ、日本では1990年代後半から社会問題として取り上げられるようになりました。
慢性閉塞性肺疾患とは何ですか?
慢性閉塞性肺疾患(COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とは、気道(気管支)や肺胞に慢性的な炎症や障害が生じ、空気の流れが悪くなる呼吸器の病気です。日本では40歳以上の約500万人がCOPDを患っていると推定されていますが、その多くは未診断です。「年齢のせいだと思っていた息切れ」が実はCOPDである場合も多く見受けられます。
分煙
受動喫煙防止法
受動喫煙防止法はいつから施行されますか?
「受動喫煙防止法」は、正式には 「改正健康増進法」 のことを指します。2019年7月1日からは学校・病院・行政機関などの公共施設が原則屋内禁煙に、2020年4月1日からは飲食店・オフィス・事業所なども含め、ほぼすべての施設が屋内原則禁煙になりました。違反すると指導・命令・過料などの罰則対象になります。
飲食店の禁煙はいつからですか?
2020年4月から原則屋内禁煙(喫煙専用室または指定たばこ専用喫煙室内のみ喫煙可)となります。
ただし既存の経営規模の小さな飲食店へは経過措置として喫煙可能室の設置を可能としています。
条件1:[既存事業者]
2020年4月1日時点で、営業している飲食店であること。
条件2:[資本金]
中小企業基本法における定義などから資本金5,000万円以下であること。
条件3:[面積]
客席面積100㎡以下であること。
詳細は下記にも記載してますのでご確認ください。
飲食店は原則禁煙?受動喫煙防止条例による飲食店のこれからを考えよう
受動喫煙防止法と東京都の受動喫煙防止条例の違いはなんですか?
学校(幼稚園、保育所、小・中・高校)は屋外にも喫煙所設置不可、飲食店は従業員がいない店は規制対象外、等があります。
詳しい東京都受動喫煙防止条例については下記をご確認ください。
▼東京都受動喫煙防止条例
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/tokyo/kangaekata_public.html
改正健康増進法について
2020年4月1日に施行された「改正健康増進法」の内容は、どのようなものですか?
「改正健康増進法」は2002年に制定された「健康増進法」を下敷きとして、「望まない受動喫煙」をさらに減らすために施行されました。
主な改正点は下記3点となります。
①屋内施設は原則禁煙
②未成年者の喫煙エリアの立ち入り禁止
③喫煙施設は標識掲示が義務化
また、屋内施設に喫煙可能な場所を設ける際には、厚生労働省の定める技術的な基準を満たすことが必要となります。
詳しい内容は下記記事に掲載しておりますのでご確認ください。
【2019年最新版】改正健康増進法の改正点について
【2020年最新版】改正健康増進法を解説!2020年4月全面施行の詳細と飲食店の基準
改正健康増進法の喫煙室基準(技術的基準)に適合するためにはどのような設備が必要ですか?
改正健康増進法の技術的基準に適合する喫煙室(専用室)には、以下の条件を満たす設備が必要です。
①壁や天井などで区画されており、出入口と排気口以外の開口部がほとんどないこと
②非喫煙エリアと完全に分離されていること
③出入口から喫煙室内へ向かう気流が0.2m/秒以上であること
これらの基準を満たすためには、壁・天井でしっかりと区画された専用室の設置が求められます。
カーテンやのれん、エアカーテンのみでは基準を満たすことが難しい場合があります。
なお、施行時点に既に存在している建築物等であって、管理権原者の責めに帰することができない事由によって上記基準を満たすことが困難な場合にあっては、経過措置として、条件を満たす場合に脱煙機能付き喫煙ブースの設置でも対応可能です。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
改正健康増進法の違反で罰則を受けないために!改正によるポイントや義務付けられたことを解説
喫煙室(専用室)や脱煙機能付き喫煙ブースを設置した場合には、測定が必要だと聞きましたがなぜでしょうか?また、具体的にはどのようなものでしょうか?
たばこ煙には粒子状成分とガス状成分が含まれることから、施設の管理権原者は、たばこ煙中の粉じん及びガス状物質を除去可能な性能を有することを確認し、また、脱煙装置の性能は使用に伴い処理能力が低下するため、継続的に性能確認試験を実施して評価を行うことが求められています。その測定とレポート保管については厚生労働省が発行した文書に記載されています。
(A)喫煙専用室等(屋外排気措置の場合)
・新規設置・変更時に速やかに測定
・四季の気温変化や空調稼働状況を考慮し、概ね3か月以内ごとに1回以上、定期測定
・測定結果が良好で1年以上状態が安定していれば、測定頻度を1年以内1回まで減らして差し支えない
・測定結果は記録用紙に記録し、3年間保存が望ましい
出典:たばこ煙の流出防止措置の効果を確認するための測定方法の例
(B)脱煙機能付き喫煙ブースの場合
・新規設置・変更時に速やかに測定
・基準に不適合な状態で稼働させないよう、定期測定
・フィルター等の使用頻度に応じた交換時期把握のため測定
・設置直後は 概ね3か月以内ごとに1回以上測定
・性能低下時は 概ね1か月以内に1回以上測定し、基準を満たした状態でフィルター交換
・測定結果を記録し、3年間保存が望ましい
出典:脱煙機能付き喫煙ブースの性能を確認するための測定方法の例
喫煙室設置基準
喫煙室の設置基準はどんなものですか?
喫煙専用室のたばこの流出防止にかかる技術的基準は下記のように定められています。
1.出入口において室外から室内に流入する空気の気流が0.2m毎秒以上であること
2.たばこの煙(蒸気を含む。以下同じ。)が室内から室外に流出しないよう、壁、天井等によって区画されていること
3.たばこの煙が屋外又は外部に排気されていること
経過措置(施行の際現に存する建築物のみ対象)として管理権限者の責めに帰することができない事由によって技術基準を満たすことが困難な場合に以下の要件のもと「脱煙機能付き喫煙ブース」の設置が可能。
1. 総揮発性有機化合物の除去率が95%以上であること。
2. 当該装置により浄化され、室外に排気される空気における浮遊粉じんの量が0.015mg/m3以下であること。
詳細は下記にも記載してますのでご確認ください。
喫煙室を設置する上で適切な基準を知ろう!
屋外喫煙所の設置について、基準はありますか?
屋外喫煙所の規定は下記となります。
・パーテーション等により、喫煙場所と非喫煙場所が明確に区別されていること
・喫煙場所である旨を記載した標識を提示すること
・施設利用者が通常立ち入らない場所(建物の裏や屋上など)に設置すること
・近隣の建物に隣接するような場所に設置することがないようにするといった配慮をすることが望ましい
区画方法の詳細は今後通知される予定です。
喫煙室の出入り口に制限はありますか?
出入口の数に制限は設けませんが、全ての出入口でたばこの煙の流出防止措置が必要です。
喫煙室標識
喫煙室の標識は掲示しないといけないのですか?
喫煙可能な設備を持った施設には、必ず設備に応じた指定された標識の掲示が義務付けられています。
大きさや掲示位置などの詳細及び配布方法等の運用については今後厚労省より示される予定です。
各種喫煙室の標識についてはこちらでも詳しく解説しておりますので、合わせてご確認ください
【2019年最新版】喫煙室における標識について
喫煙室の標識はどこで入手できますか?
下記ページよりご確認ください。
▼喫煙専用室標識等の標識例(一覧)(PDF)
https://www.hpcj.org/info/other/t20190222_2.pdf
▼PDFデータ一括ダウンロード
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/sign/
※弊社で一部ステッカーをご用意しておりますので、営業担当までご用命ください。
外国語の喫煙室の標識はありますか?
下記ページより英語・中国語・韓国語の表記一覧が確認いただけます。
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/sign/
職場の受動喫煙防止対策
従業員の受動喫煙を防止する措置の努力義務はどのようなものですか?
・勤務シフト・店内レイアウト・サービス提供方法の工夫、従業員への対策の周知(モデル労働条件通知書等の活用)
・従業員の募集や求人申込みの際に対策の内容について明示する等の措置
等を努力義務に基づくガイドラインを提示していく予定です。
20歳未満の従業員は喫煙エリアで働けますか?
働くことはできません。
20歳未満の方は、喫煙を目的としない場合でも、喫煙可能エリアに立ち入り禁止となります。
飲食店等でフロア分煙する場合は、禁煙エリアのみ立ち入り可能です。
分煙環境整備補助金
分煙環境整備補助金とはどのようなものですか?
「分煙環境整備補助金」は、宿泊施設や飲食店を対象として、東京都内を訪問する外国人旅行者が、該当施設をより快適に利用できるように分煙化を行い、受動喫煙防止を推進するための取り組みです。
詳しい内容は下記記事に掲載しておりますのでご確認ください。
分煙機の補助金「分煙環境整備補助金」の対象と補助金額を知ろう!
分煙環境整備補助金の申請と受取はどのような流れで行われますか?
東京都の「分煙環境整備補助金」は下記の手順で受けることが出来ます。
「分煙環境整備補助金」の申請から受取までの流れ
1.分煙コンサルタントの派遣
2.交付申請書の提出
3.交付申請書の受理
4.現地調査・書類調査
5.交付の決定
6.工事の契約・発注・施工
7.東京都による検査・測定
8.実績報告書の提出・受理
9.補助金額の確定
10.補助金の請求書提出
11.補助金の交付
詳しい内容は下記記事に掲載しておりますのでご確認ください。
喫煙室の設置に向けて助成金・補助金の申請方法と受取までの流れを知ろう!
労働安全
労働安全衛生法
労働安全衛生法とはどんな法律ですか?
労働安全衛生法は、労働者が安全で健康的に働ける環境を確保するための法律です。事業者には、職場の安全管理や健康診断、作業環境の改善が義務付けられており、労働災害の防止や労働者の健康維持を目的としています。
https://laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057
第65条では、有害な業務を行う10種類の作業場について、作業環境測定を実施し、その結果を記録することが義務付けられています。
また、粉じん、有機溶剤、特定化学物質、鉛など5種類の作業場については、作業環境測定士が実施する必要があります。
出典:東北大学環境保全センター「作業環境測定について」
労働安全衛生規則
労働安全衛生規則とは何ですか?
労働安全衛生規則は、労働安全衛生法に基づき、職場の安全や衛生に関する具体的なルールを定めた政令です。
定期的に見直し・改正が行われており、新たな労働環境の課題や技術進歩に対応するための改正が随時行われています。
https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032
令和7年6月1日施行の「改正労働安全衛生規則」では、職場における熱中症対策が強化されました。
事業者は、規則に基づき、WBGT28度以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間を超える作業を行う場合に、熱中症対策を実施する必要があります。
詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/001476821.pdf
化学物質管理法とは何ですか?
化学物質管理法(正式名称:化学物質の製造・取扱いに関する規制)は、化学物質が人の健康や環境に与えるリスクを低減させるための法規制です。この法律は、化学物質を製造・使用する事業場に対して、適切な取り扱いや保管方法、廃棄方法を定めることにより、化学物質による事故や健康障害の防止を目的としています。
消防法における粉塵防止設備とは何ですか?
消防法における粉塵防止設備は、粉塵が原因となる火災や爆発のリスクを最小限に抑えるために必要な設備や対策を指します。粉塵は特に可燃性や爆発性のものが多く、取り扱いや貯蔵、製造過程で飛散すると火災や爆発の原因となるため、特別な管理が求められます。消防法では、このリスクを防ぐために以下のような粉塵防止に関する規定が設けられています。
