空調設備の省エネ対策5選!空気清浄機と組み合わせて快適な空間を実現しよう

2021.10.14 空気環境

空調設備の省エネ対策5選!空気清浄機と組み合わせて快適な空間を実現しよう

一年を通して快適に過ごすうえで、空調設備はいまや人々の暮らしに欠かせません。また、世界的に流行している新型コロナウイルスの感染対策としても、空調設備などによる機械換気が推奨されています。

とはいえ、毎月の電気代が気になり、何かしらの省エネ対策を行いたいと考え始める方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、空調の概要を踏まえ、空調設備の省エネ対策を考えるべきタイミングや、おすすめの省エネ方法を解説します。さらに、空調設備の省エネ対策として使える空気清浄機も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

空調とは

空調は、「空気調和」という言葉の略称です。空気調和には、以下の意味が含まれています。

・温度を調整する
・湿度を調整する
・気流を調整する
・空気を清浄にする(換気)
・圧力を調整する

このように、対象となる空間にいる人や、設置されたものにとって快適な空気環境をつくることが空調設備の役割です。

なお、空調設備と混同されやすい機械にエアコンがありますが、実は空調設備とエアコンは別物です。空調設備は、外気を導入して室内を換気するためのものですが、エアコンには外気を導入する機能はありません。

そのため、温度や湿度の調整と併せて換気を目的とするのであれば、エアコンではなく空調設備を導入する必要があります。

空調設備の省エネ対策を考えるタイミング



空調設備の省エネ対策を実施するためには、適切なタイミングを知っておくことが大切です。ここでは、その具体的なタイミングについて解説します。

◇電気コストの増加に関して
空調設備やエアコンをはじめ、機械は年月とともにその性能は劣化していきます。購入時の性能を永遠に保ち続けられる機械はありません。そのため、空調効率は年々落ちていき、電気コストは増す傾向にあります。

加えて、原油や発電用の燃料となる石炭の価格高騰により、大手電力会社が電気代の値上げを発表し、消費者側の負担は増しています。

◇空調設備の故障に関して
耐用年数の前に空調設備が壊れたのであれば、買い替えのタイミングで省エネ対策を講じましょう。使用する環境にもよりますが、日頃から極端な温度設定で使用していたり、清掃しないまま使用していたりすると、本来の寿命を迎える前の故障につながります。

なお、空調設備の修理代は安ければ1万円以下で済みますが、高ければ数十万円に及ぶ大きな出費となることもあるので、注意しましょう。

◇空調設備の経年劣化に関して 空調設備の寿命は、約10~15年です。見た目には正常に稼働している空調であっても、その空調効率は低下している可能性があります。経年劣化により、空調の消費電力は毎年約4~5%増加するとされており、特に12年を超えると消費電力の増加率はさらに上がります。

そのため、設置して10~15年が経過した空調設備に対しては、省エネ対策の導入、もしくは空調設備そのものの買い替えを検討したほうがよいでしょう。

空調設備の省エネを実現する5つの方法



本章では、空調設備の具体的な省エネ方法について解説します。手軽に実践できるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

◇空調設備のフィルター掃除に関して
省エネを実現する方法としては、空調設備のフィルター掃除が非常に有効です。ほこりなどで目詰まりしているフィルターをそのまま使用すると、冷暖房の効果が下がり、結果的に無駄な電力の消費へとつながります。

そのため、2週間に1度はフィルターを掃除するように心がけましょう。フィルター掃除による効果は、冷房で4%程度、暖房では6%程度の消費電力の削減が期待できます。

◇冷房の推奨設定温度は?
冷房を使用する際、空調設備の温度は室温が28度になるように設定しましょう。夏場の冷房の設定温度を1度高くすれば、約13%の消費電力が削減できるため、大幅な省エネにつながります。

なお、もともと28度という温度は、地球温暖化対策の一環ではじまったクールビズにおいて推奨されている目安の温度です。この室温28度はあくまで目安であるため、外気温や建物の状況、体調などを考慮し、無理のない範囲で設定温度を調整しましょう。

◇暖房の推奨設定温度は?
暖房の設定温度は、20度を目安に調整しましょう。冬場に暖房の設定温度を1度低くすると、約10%の消費電力が削減できます。冷房と同様に大きな省エネ効果を発揮するため、電気代も安くなります。

なお、設定温度の20度はあくまで目安であり、こちらも地球温暖化対策の一環であるウォームビズにおいて推奨されている温度です。こちらも外気温や体調などを考慮したうえで、省エネ対策として無理なく取り入れましょう。

◇冷暖房は必要なときだけつける
冷暖房の機能を必要なときだけ使用することも、省エネ対策として効果的です。使用する時間を一日あたり1時間減らした場合の、冷房・暖房それぞれの年間の省エネ効果は以下のとおりです。

・冷房(設定温度28度の場合):電気18.78kWh削減
・暖房(設定温度20度の場合):電気40.73kWh削減

空調は停止したあとも残熱によって冷気や暖気を帯びるため、それを上手に利用しましょう。外出する約30分前にスイッチを切っておけば、消費電力を削減できます。また、しばらく使用しない空調の電源プラグを抜いておく方法も、待機電力をカットできるので省エネに効果的です。

◇外気導入量を減らす
外気導入量を減らすことも、省エネ対策として有効な方法です。そもそも外気導入とは、空調が持つ機能の一つである、空気の清浄化(換気)を指す言葉です。

冷暖房の運転時は、室外の空気を設定温度に合わせて冷やしたり温めたりしてから、室内へと送り込んでいます。そのため、外気の導入量を減らせば、消費電力を削減できるのです。

しかし、ある程度の換気は、室内の空気環境をきれいに保つために必要です。外気導入量を減らして省エネ対策を実施しつつ、空気の循環も同時に行なう方法としては、空気清浄機の導入がおすすめです。

空気を循環させて空調を保つには、空気清浄機の使用を

外気導入量を減らして空気を循環させたい場合は、空気清浄機を使用するとよいでしょう。空気清浄機があれば、空調設備が調整した空気を逃がすことなく、室内の空気環境を清潔に保つことができます。

先述したように、外気導入量が多いと消費電力は増加してしまいますが、空気清浄機で循環させれば、省エネ対策をしながら効率的な空気の清浄化が可能です。

また、空調設備においての省エネ対策と同様に、空気清浄機にもフィルター交換などの定期的なメンテナンスを実施すれば、機器自体の消費電力も抑えられます。

◇クリーンエア・スカンジナビアのQleanAir FS 30 HEPAで快適な空気を
空気清浄機「QleanAir FS 30 HEPA」の大きな特徴の一つは、ウイルスサイズの粉塵に対する濾過効率が99.995%以上のHEPA14 フィルターを使用しているという点です。

また、処理風量が最大毎時740㎥というパワーを誇りながら、最大音量は45デシベルの静音設計であるところもうれしいポイントです。

オフィスや教室、ホテルはもちろんのこと、医療施設やクリーンルームなど、清浄な空気循環が求められる多くのシーンで活躍するでしょう。

QleanAir FS 30 HEPAに関するより詳しい情報は、こちらのページでご確認ください。

まとめ

空調設備の省エネ対策としてまず挙げられるのが、定期的なメンテナンスや適切な温度設定です。また、空調設備の外気導入量を減らす方法でも、消費電力の削減はできます。

ただし、ウイルス感染対策のためには、室内の空気を適宜入れ替え、きれいな状態に保たなければなりません。そのため、空調設備と空気清浄機をうまく使い、省エネ対策と空気環境の清浄化を同時に行なうのがおすすめです。

クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機に関する情報は、こちらからご確認ください。