カロリンスカ大学病院

導入事例カロリンスカ大学病院

カロリンスカ大学病院

施設概要

カロリンスカ大学病院
スウェーデンのソルナ、フッディンゲに所在する大学病院で、ケア、治療、研究が行われています。
カロリンスカ研究所とは提携関係にあります。

病院名
カロリンスカ大学病院
URL
https://www.karolinska.se/
職員数
15,200人
来院患者数
年間135万人
ケア回数
年間85,900回
病床数
1,100床
発表論文
3,200件
売上高
189億SEK(約2,500億円)

ご導入の経緯

概要
新型コロナウイルス感染症の第一波の流行時に、ソルナ、フッディンゲのカロリンスカ大学病院と、クリーンエア・スカンジナビアとの緊密な協力関係が始まりました。それ以来、集中治療室のスタッフをコロナウイルスから守るために90台以上の空気清浄機を設置し、防護服や換気を補完しています。

詳細
カロリンスカ大学病院は、ヨーロッパで最も優れた医療機関のひとつであり、カロリンスカ研究所とともに、画期的な医療技術の開発をリードし、躍進を遂げています。ストックホルムで新型コロナウイルスの新規感染者が急増した際には、カロリンスカ大学病院の集中治療室が逼迫したため、大きな部屋に臨時の集中治療室を増設し、多くの患者を収容しました。病院は、医療従事者による防護服の着用、換気、室内の陰圧化を主な感染予防対策としていましたが、高流量酸素療法を行うと、患者の周囲にウイルスが浮遊し、医療従事者の感染リスクが高まります。

そのため病院では、ウイルス量を減らし、医療従事者にとってより安全な環境を作るために空気清浄機を設置することにしました。カロリンスカ大学病院が空気清浄機に求めた条件としては、①処理風量が多いこと、②稼働音が小さいこと、③欧州規格EN1822のHEPA 14フィルターを使用しているということでした。クリーンエア・スカンジナビアは、製品の一つをこの高い要求を満たす仕様に迅速に変更し、結果的に病院から採用されることが決まりました。数週間のうちに、HEPA 14フィルターを搭載したQleanAir FS 70が合計63台納入され、ソルナとフディンゲにあるカロリンスカ病院の4つのICU病棟に設置されました。設置時に空気中の粒子レベルがどの程度低減できるか測定しました。その結果、劇的な減少が見られました。

カロリンスカ大学病院

第1波が落ち着いたころ、QleanAir FS 70 HEPAは小児病棟の待合室と小児救急病棟にも設置されました。測定結果からは、設置前に比べ設置後では浮遊粒子が大幅に除去されていることが確認できました。スタッフの皆様にもQleanAir FS 70 HEPAの性能を高く評価いただき、空気環境がより新鮮で、清浄、快適に変化していることを感じていただくことができました。

新型コロナウイルス感染の第2波の流行により、集中治療室は再び逼迫しました。クリーンエア・スカンジナビアは、カロリンスカ大学病院から新たに29台の空気清浄機の設置を依頼され、QleanAir FS 70 HEPAと、QleanAir FS 30 HEPAを設置しました。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を通して、カロリンスカ大学病院では、空気環境の重要性が再認識されています。空気中のウイルス、細菌、有害粒子からスタッフの皆様を守るために、防護服や換気を補完するものとして、自立型空気清浄機は今後も病院で使われ続けます。