分煙について

2018年11月28日

あなたの職場は大丈夫?会社(オフィス)の分煙対策について

会社(オフィス)でも、たばこによる健康被害予防や企業イメージのアップを目的に、分煙化を進める企業が増えています。そこで今回は、会社(オフィス)での分煙対策の手法や社内喫煙問題が訴訟に発展した事例、社内の分煙化における課題などについてご紹介します。手間やコストを最小限に抑えながら、効果的に分煙を図れるアイデアも最後に紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

会社(オフィス)の分煙の歴史

会社(オフィス)の分煙化が進んだのは、ごく最近のことと考えている方も多いでしょう。ここでは、社内分煙の歴史について1980年ごろから振り返ってみましょう。

・1980年代~1990年代

この頃は、仕事をしながらたばこを吸う人がオフィスにも当たり前にいた時代でした。会社のデスクでたばこを吸う人が大半でしたし、当時児童や学生だった方の場合は「職員室に入るとたばこの煙で目が痛くなった」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

・1990年代~2000年代

この頃から、1990年の東京都庁をはじめとする官公庁で職場を分煙化する流れがはじまりました。分煙に関する法律も整備されはじめ、徐々に分煙化社会へと移行してきた時期です。

・2000年代~現在

平成15年に「健康増進法」が施行され、一般的な施設においても分煙化が進むようになりました。また、平成27年には「労働者の受動喫煙防止の義務」が労働安全衛生法の改正により課され、会社(オフィス)での分煙化もさらに一般的なものになっています。

«過去事例»会社(オフィス)分煙における慰謝料請求問題

会社(オフィス)での受動喫煙に対し、慰謝料請求問題に発展した事例があります。聞いたことのある方も多いかもしれませんが、平成16年に判決が下った江戸川区職員の「受動喫煙に関する訴訟問題」についてご紹介します。

・江戸川区職員(受動喫煙)事件の概要

職場での受動喫煙が原因で血痰や頭痛などの健康被害を受けたと、東京都江戸川区の職員が区に対し慰謝料と治療費の支払いを求めて起こした訴訟です。この訴訟では区が安全配慮義務を怠ったとの見解で一部責任があると認め、東京地裁は区に対して原告へ慰謝料など5万円の支払いを命じる判決を下しています。

平成27年6月には労働安全衛生法の改正により「労働者の受動喫煙防止の義務」が課され、会社(オフィス)における分煙対策がさらに進むようになっています。

会社(オフィス)の分煙の不満点と課題

会社(オフィス)の分煙に関しては、不満点や課題もあります。ここでは、会社(オフィス)の分煙化に対して当事者より申し立てられやすい不満点や、実施にあたっての課題についてご紹介します。

・非喫煙者の立場から
たばこの匂いや空気の汚れが気になり、仕事に集中できないという声が多くあがるでしょう。また、室内がヤニで汚れることや吸い殻によるゴミの増加、直火を取り扱うことによる火災の危険性なども不満点としてよく取り上げられます。
・喫煙者
分煙化がされているオフィスでは、おもに喫煙所までの距離が遠い点を不満とする声があがる可能性があります。
・会社
分煙化に際しての改装工事にかかるコストや、改装をおこなうにあたって許可を得る手間などが課題としてあがってくるケースが多いと考えられるでしょう。
会社(オフィス)の分煙対策の種類

会社(オフィス)では、実際にどのような分煙対策がおこなわれているのでしょうか。ここでは、会社(オフィス)が実施しているさまざまな分煙対策の種類についてご紹介します。

・屋外による分煙

屋内を禁煙化し、屋外に喫煙所を設置するケースです。少し前までは屋外に灰皿を置くだけのケースが主流でしたが、今は分煙に関する法整備が進んだことでより受動喫煙防止に配慮した喫煙所の設置が進んでいます。

・屋内による分煙

1.個室化分煙
喫煙所とするための別室を新たに設け、壁で完全に仕切って喫煙専用室を作る方法です。喫煙所内に空気清浄機を設けるなどすればより効果的な受動喫煙対策が可能ですが、別室を作ることで改装工事が大掛かりになるため、コストや手間がかかるというデメリットもあります。
2.分煙キャビン
室内に喫煙スペースになるキャビンを置き、そこを喫煙スペースとする方法です。新たに喫煙用の別室を設けなくてもすぐ喫煙所を設置できるため、受動喫煙対策とコストの抑制を両立できる方法です。
3.休憩室
社員が利用する休憩室の一部を利用し、喫煙者用の喫煙スペースを設ける方法です。手軽ですがパーティションなどで区切るだけでは完全分煙されないため、休憩室に非喫煙者の人が立ち入る場合受動喫煙防止効果はあまり期待できません。
分煙キャビンで快適なオフィス環境に

前の項目で、低コストで効果的に分煙ができる「分煙キャビン」の事例をご紹介しています。ここでは、クリーンエア・スカンジナビアの分煙キャビンの導入事例についてご紹介します。

・クリーンエア・スカンジナビアの分煙キャビンとは?
企業内の休憩室や廊下などに分煙キャビンを置くだけで、大掛かりな工事などをおこなわずに喫煙スペースを設けられる画期的な手法です。大企業のオフィスや大規模スタジオなどでの導入実績が多数あり、置いても違和感の少ない外観や、匂い漏れなどの対策がしっかりなされた性能の高さが好評を博しています。また、オフィスでの分煙にとどまらず、ホテルのロビーや飲食店などにもこの分煙キャビンが多く採用されています。これまで喫煙スペースが遠くお客様に手間を取らせていた店舗からは、「快適な空間と利便性、そして効果的な受動喫煙対策を両立できた」との声もあがっています。