空気環境について

2020年11月2日

空気清浄機のフィルターの掃除方法は?どんな性能のフィルターが優秀?

室内のホコリやハウスダストを除去し、空気をきれいに保つためには空気清浄機の使用が有効です。すでにご自宅やオフィスに空気清浄機を設置し、活用されている方も多いことと思います。
空気清浄機を長期的に使用すれば、フィルター部分に吸引したホコリや汚れが溜まりやすくなります。これを放置すると、期待通りの性能を発揮できなくなることも。逆に匂いなどが発生し、室内を快適に保つためのものが不快感の原因になってしまうかもしれません。定期的にフィルターをお掃除して、長く快調に空気清浄機を活躍させましょう。

空気清浄機のフィルターの基本的な掃除

空気清浄機のフィルターの定期的なお手入れ方法は、とても簡単です。一般的に家庭用として使用されている空気清浄機は、フィルターを頻繁にお掃除することを想定して本体から外しやすくなっていますので、説明書などで外し方を確認しておきましょう。その他お掃除前に準備することとして、フィルターの汚れが手に付かないよう手袋をすることを忘れずに。菌やウイルスへの感染予防対策が叫ばれている昨今ですから、なお気を付けることが大切です。
それ以降のお掃除の手順は、以下の通りとなっています。

1.フィルターを外す
説明書などの手順にしたがって、空気清浄機の本体からフィルターを外します。

2.掃除機で吸う
フィルターの表面に付着したホコリや綿埃などの汚れを、ご家庭にある掃除機できれいに吸い取りましょう。フィルターの水洗いができないタイプであれば、お掃除はここで完了です。水洗い可能なフィルターで、掃除機だけでは汚れを落としきれない場合は次の方法で水洗いを行ってください。

3.水洗い
水洗い可能なフィルターは、軽く流水でホコリや汚れを洗い流して半日以上通気性の良い場所で陰干しし、完全に乾いてから本体に装着してください。取りきれない汚れがある場合、家庭用の中性洗剤を水で薄めたもので洗ってからすすいで流しましょう。フィルターが乾ききらない状態で使用を再開してしまうと、故障の原因になる恐れがあります。

ひどい汚れは重曹や漂白剤で

加湿機能の付いた空気清浄機は、常時水を入れて使用するため加湿フィルターにさまざまな汚れが付きやすくなります。加湿フィルターをはじめとする水洗い可能なフィルターにがんこな汚れが付いてしまった場合は、以下のような方法でお掃除しましょう。

1.カビやぬめりが付着した場合
水洗い可能なフィルターの場合、使っているうちにカビやぬめりが気になるようになったら、加湿した空気を人が吸うことを想定してすぐにお掃除しましょう。カビやぬめりは酸性の汚れなので、アルカリ性で人体に無害な重曹を使って汚れを落とす方法がもっとも無難です。清掃用の重曹をぬるま湯に溶かした溶液を桶などに作り、汚れたフィルターを1時間ほどつけ置きして洗い流しましょう。

同じ方法で重曹の代わりに漂白剤を使用してもきれいになりますが、匂いが強いため加湿フィルターの掃除には向きません。水タンクやその受け皿となるトレーのカビやぬめりには、漂白剤を使っても大丈夫です。ただし漂白剤の化学成分が残らないよう、最後にしっかりすすいでください。

2.加湿機能に関する部品に付着した白い垢の落とし方
空気清浄機の加湿機能にかかわる箇所には、白く硬い塊のような垢が発生しやすくなります。この汚れは水道水に含まれる「かるき」の成分が結晶化したもので、クエン酸で落とすことができます。洗い方は重曹を使用するときと同様、桶やタライにクエン酸の溶液を作っておき、そこへ1時間ほどつけ置いてすすぎ流します。

空気清浄機のフィルターのお手入れをしないとどうなる?

空気清浄機のフィルター部分は、定期的にお掃除することが大切です。頻度の目安としては、少なくても3か月に1度はお掃除することが望ましいでしょう。集塵フィルターを掃除機で吸うだけの簡単なお掃除は、月に一度くらい行ってください。お掃除をせず、長い間フィルターを汚れたままにしておくと、以下のようなさまざまなデメリットをもたらしてしまいます。

1.汚れが溜まる
フィルターの汚れを放置すると、せっかくの空気清浄機の機能が損なわれ、汚れを含んだ空気やフィルターに付いた悪臭をそのまま循環させることになりかねません。

2.消費電力が増えて電気代がかかる
空気清浄機の掃除を怠ると、溜まったホコリなどにセンサーが反応して常時稼働することになり、電力消費量が増えて電気代上昇の原因にもなってしまいます。また機器内部が目詰まりを起こすなどで、吸引力自体も低下してしまいやすくなります。

3.故障の原因になる
溜まったホコリや汚れの目詰まりを放っておけば、過熱などによる故障の原因にもなってしまいます。

空気清浄機を選ぶなら、どんなフィルターが付いているものがよい?

これから空気清浄機を選ぶなら、フィルターの性能にも注目してみることがおすすめです。ホコリや花粉などの吸引にとどまらず、より微細な粒子をしっかり吸い取ってくれるフィルターを備えたものが良いでしょう。

「HEPAフィルター」をご存じでしょうか。HEPAとは「High Efficiency Particulate Air」の頭文字を取った呼び名で、高性能エアフィルターとも呼ばれます。元々は精密機器工場のクリーンルームや医療機関内の手術室など、微細なホコリや微粒子の影響を受けやすい場所のために開発されたフィルターです。

HEPAは、「EN1822」(※1) グレードに準拠したフィルターであり、MPPS(※2)で高い補修率を有します。また、ウイルスのサイズもMPPSとほぼ同じであることから、除去に効果的であると想定されます。

※1 「EN1822」:欧州フィルター規格。捕集率でグレードが厳格に決められている。
※2 最もろ材を透過しやすい粒子径で、おおよそ0.1~0.2μm(マイクロメートル/1000分の1mm)の範囲に含まれる。

ご家庭やオフィス向けの空気清浄機にも、花粉・ホコリから細菌などより微細な物質までを吸引できるHEPAフィルターを搭載した機種が増えています。これから空気清浄機を選ぶ際には、性能の高いフィルターを搭載しているかどうか確かめてみると良いでしょう。

まとめ

この記事では、空気清浄機に備えられたフィルターをご家庭やオフィスでお掃除する方法や、フィルターの性能で空気清浄機を選ぶことのおすすめについてご紹介しました。
性能の高い空気清浄機も、清掃など定期的なメンテナンスを実施の上使用しなければ、適正な性能を保って使い続けられない場合があります。ご自身でこまめにお掃除することはもちろんですが、フィルター交換を含めた定期メンテナンスが組み込まれたパッケージ型のソリューションを選定する方法も安心でしょう。

※クリーンエア・スカンジナビアの製品は高性能フィルターを使用しております。フィルターの表面にダメージを負うことがあるので掃除機を使用するなど、ご自身でのメンテナンスはお控えください。専門のスタッフが定期的に訪問し、点検・交換いたします。